環境問題でよく言われる3Rは4Rにする方が良いと思われる

 3R(Reduceゴミを減らす,Reuse再利用、Recycle再資源化)とは↓リンク参照
http://www.cjc.or.jp/j-school/b/b-1-1.html
これに基づいてペットボトル分別とかを政府が決めている訳だが、分別する手間、回収する燃料費を考えると殆ど環境的にも金銭的にも赤字の場合が多い。ペットボトルを燃やした分、化石燃料を減らせるのであれば燃やして燃料にした方が環境に優しい。

だが、3Rと教科書に書いてあるので政府のお偉いさんは忠実にこれを実行し、ペットボトル分別などの制度を作り、環境に良いと考えている。正直、税金の無駄遣いとしか考えられない。

 3Rの考え方は①ゴミを減らす(Reduce)ことを第一優先、②ゴミを再利用する事を第二優先、③それでも駄目ならゴミを化学的処理をしリサイクルするという考え方である。ただ①ゴミを減らすというのは消費者である個人では難しく、生産者側主体でやるべきと自分は思っており、②の再利用により①ゴミを減らすというスタイルの方が良いと自分は思う。その為このブログでは再利用をメインでやって行こうと思います。

 
③がやっかいで3Rに基づき①②が出来ない物を教科書通り無理矢理リサイクルしようとしてくるから無駄なエネルギーを消費し余計環境に悪いことになる。ある企業は電線の被膜を無理矢理リサイクルしてまた電線の被膜に使用しようとしていたが、これは悪いリサイクルの見本である。不純物が少し入っただけで大事故に繋がる電線の被膜に再生品を使うべきでは無い。古くなった電線の被膜をリサイクルしたければ不純物がある程度許されるサンダルとかの材料に使うべきである。
 こういった間違ったリサイクルがSDGsとか言いながら流行っているわけだが、困った物である。どうすれば良いのか考えたのだが教科書に書いてある3Rを4R(Reduce,Reuse、Recycle、Resource)にする必要があると思った。

4Rは3Rの①、②は同じで③を環境負荷を計算し③物質としての再資源化(Recycle)か④燃料や堆肥などとしての資源化(Resource)するか決めると言う考え方に変える。(一応Recycleも再資源化という意味がありサーマルリサイクルという燃料化のリサイクルもあるが、物質的な材料の再資源化をいう事がメジャーになっており分けた方が良い。)
4Rの例)
・ペットボトルだと①減らす、②容器として再利用、③でリサイクルで無く④燃やして燃料資源にするのがおおむね正解になる。紙と違って密度が低い為、回収する手間が掛かり分別運送するより、燃やして燃料にした方が良い為である。ただ、大企業とかで大量にペットボトルがチップ化された状態で纏まって排出出来たりして回収と運送の問題をクリア出来るならリサイクルも良いかも知れない。ただ一番良いのは②容器として再利用して①新しく作られるペットボトルやPET容器を減らす事。そういう意味で100均で良く売ってるPETボトルにつけるだけの水やり器やスプレーは優秀と感じる。
・貴金属商品は②そのまま再利用か③貴金属としてリサイクル
・生ごみだと①減らす、②再利用は不可③でリサイクルはほぼ不可能で堆肥として資源化する。
生ごみは燃えるゴミとして捨てられているが、水分が多い為、全然燃えず燃料を掛けて燃やしている。実はこれが最も環境に悪いゴミの一つである。https://dynax-eco.com/repo/report-50.html

上リンクの 生ごみから水分を除くことの意義あたりを読むと良さそう。

 これを土に埋めたりして堆肥化させれば、燃えるゴミの水分が減り火力発電がし易くなる。都会だと庭が無いのでほぼ捨てるしか選択肢が無く難しい(ベランダとかでコンポストしても良いが普通の人には管理が難しく悪臭で苦情が入る等の問題がある)が、広い庭があれば堆肥化が最善と思われる。
・紙は難しい。①減らす②メモ用紙などとして再利用③状況に応じてリサイクルか燃料資源化する。リサイクルのコスパが良いので燃やしても再生紙にしても良い。状況次第でどっちにするか決める必要がある。

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